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VR神楽

最新鋭の治療技術を取り入れた
リハビリプランを
ご提案いたしております

当院では痛みの軽減に特化した最新鋭の医療機器を積極的に導入いたしております。特に症状の改善に向けて重要となるリハビリテーションの分野においては、最新の治療アプローチを含めたご提案など、患者さんお一人お一人に対してより質の高い医療のご提供に意識高く努めております。

「mediVR神楽」を用いた新しいリハビリテーションの形―

当院では体性認知協調療法に基づき開発された最新鋭の「mediVR神楽(カグラ)」を用いた新しいリハビリメニューを取り扱っております。

患者さん本来のスムーズな体の動きや感覚を直感的に取り戻せる改善が期待されており、同時にVR技術(virtual reality/仮想現実)によって伝達される脳への刺激が、痛みの感じ方そのものに大きな変化を与える可能性も各種研究データによって確認されています。

専用ゴーグルを装着し、画面内に映し出される簡単なゲームに沿ってリハビリ運動を行ううちに、無理なくその方本来の体の動きや感覚を再現することが可能と考えられています。また歩行動作において不可欠となる重心移動のトレーニングにおいてもその有効性が確認されています。

VR技術によって患者さん側は自発的に体を動かすことができ、前向きな気持ちでリハビリに取り組めるようになるだけでなく、改善状態を診断する医師や理学療法士たちにおいても問題が明確な数値として可視化されることでより精度の高い治療プランのご提案が可能となります。「mediVR神楽」のクリニックレベルでの導入は全国的にみてもまだ希少で、東京近郊では当院が先駆けて導入いたしております。

体性認知協調療法とは―

神経科学・行動科学の医学的見地に基づき開発された仮想現実技術(VR/virtual reality)を活用した新しい治療法です。実際の身体感覚と認知との間に生じる複雑なズレを解析し、再度正しくつなぎあわせる修正を行います。脳内では動作に対する再プログラミング化が同時に図られるため、痛みの感じ方そのものがリセットされたり緩和されたりなどといった症状の変化が起きやすい状態になることも期待されています。

対象となる疾患(例)

  • 慢性疼痛(痛みの治療)
  • 歩行(姿勢)機能
  • 上肢機能
  • 認知機能
  • 内耳機能障害
  • 脳卒中後の片麻痺
  • パーキンソン病
  • 抗がん剤関連廃用症候群
  • 注意欠陥多動性障害
  • 変形性膝関節症の歩行改善
  • O脚やガニ股などの歩行姿勢矯正 など

特に脳卒中後の片麻痺やパーキンソン病などといった脳神経系の疾患治療においては、「mediVR神楽」を用いたリハビリテーションは特に有効であるといった研究報告が数多く発表されています。また、本来の正しい姿勢や動作を取り戻すことで筋肉の過度な緊張やしびれなどの問題も緩和されやすくなり、重心移動や体幹の修正などにも複合的な良い影響が与えられることが期待されています。

年齢問わず誰でも簡単に楽しめるゲーム内容

「mediVR神楽」に搭載されているリハビリゲームは、手を上げ下げする運動や曲げ伸ばしなどといった簡単な動作で進めることができます。例えば落下ゲーム(落ちてくるものをキャッチするゲーム)やシューティング(的当てゲーム)など、小さなお子さんからご高齢の方まで誰でも楽しめる内容となっています。また、専用ゴーグルを装着することで周りの患者さんの様子や雑音も気にならなくなり、より没入した環境でご自身のリハビリに集中できます。その方の本来の体の動きを再現しやすくなることで、身体にかかる負荷も軽減され、痛みを生じにくくなられた患者さんも実際多く見られています。

リハビリに対するモチベーションアップにも!

早期の改善を図るうえで最も重要なことは、前向きな気持ちを持って根気強くリハビリに臨まれる姿勢です。仮想現実世界への没入感はまさに自発性を引き上げ、運動に対する苦手意識や抵抗感を強くお感じの場合にもそのイメージを大きく覆すものとなります。「リハビリが楽しい!」「もう治らないと諦めていた症状が緩和された」などといった嬉しい声も多く寄せられています。

治療の流れ

  1. まずは医師の診察をお受けいただき、「mediVR神楽」を用いた治療の必要性の有無を検討させていただきます
    他院でリハビリをお受けいただいている場合を除き保険診療の治療となります。
  2. 椅子に深く腰かけ、安定した状態で専用ゴーグルを装着します
    車椅子をご利用の場合にも同様に安全にご使用いただけます。装着中は常時リハビリスタッフがそばついてサポートいたしますので、どなた様も安全にお使いいただけます。
  3. ゴーグル内に表示されるゲーム内容に従いながら、約15~20分程度の簡単な運動を行います
    ゲームを進めるうえで必要な動作を繰り返し行うことで、その方の本来の自然な動きを再現しやすくなります。データ分析による評価も同時進行で行われるため課題が明確になります。
  4. 定期的(2週間に1回程度を推奨)にリハビリにお越しください

リハビリは症状の改善に向けて最も重要な柱となります

動作イメージや運動感覚を言葉で表現する従来のリハビリ指導においては、患者さんとの共通認識にズレが起こりやすく、それゆえうまく結果に結びつかない事例も多くみられました。「mediVR神楽」の登場により、患者さん一人一人の複雑な動作や感覚が明確に可視化され、さらに精度の高い治療のご提案が可能となりました。リハビリは決して「痛い」「つらい」時間ではなく、楽しく活き活きと取り組んでいただく前向きな時間であるべきと当院では大切に考えています。これからも高品質な医療をお届けできるよう、スタッフ一同最善を尽くしてまいります。

院長先生からのメッセージ

当院においても「mediVR神楽」を体験された患者さんからは「面白い!」「痛みを感じにくくなった」などといった嬉しい声が寄せられ手ごたえを感じています。

痛みは医学的には「侵害受容性疼痛」「神経障害性疼痛」「痛覚変調性疼痛」という3種に分類されており、中でも治療が最も困難とされる痛覚変調性疼痛の改善を目的に「mediVR神楽」は開発されています。

痛みに対してまったく新しい角度からアプローチを図る最新のリハビリメニューのひとつとして、一人でも多くの痛みにお苦しみの患者さんのもとにわずかでも解決のヒントを見つけ出せることができればと切に願っております。

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