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パルス熱凝固療法

パルス熱凝固療法(PRF)について

パルス熱凝固療法( PRF)は、「神経を傷つけずに、痛みの信号伝達だけを穏やかに調整する」最先端の治療法です。

従来の高周波熱凝固療法とは異なり、神経を熱で破壊することなく、長期的な鎮痛効果を目指します。

当院のパルスの特徴

温度制御

従来の治療では、70~90℃と高温で行ってしまい、神経を熱で凝固・破壊することがありました。

しかし、当院では針先の温度を42℃以下に厳しく制御することで、神経を破壊しない治療を行っております。

通電方法

高周波電流を「間欠的(パルス状)」に短時間だけ流します。

安全性

神経組織の損傷が極めて起こりにくいため、筋力低下や麻痺、しびれなどのリスクが非常に低いです。
このため、従来の治療では難しかった運動神経を含む神経に対しても安全に治療できます。

作用メカニズム

間欠的に流れる高周波電流が、神経の周りに強い電場を形成します。
この電場が、痛みの伝達を担う物質(イオンチャネル)の働きを抑えたり、炎症を抑えたりすることで、痛みを和らげます。

当院では、治療効果を高めるための最新の高周波治療機器を導入しています。

高電圧PRF

椎間板の痛みや三叉神経痛など、一部の難治性の痛みに対して、従来の電圧設定よりも高い最大70Vの電圧で長時間通電することで、より高い効果や効果の長期持続が期待されています。

多部位同時治療

一度に最大4カ所まで同時に治療できるケーブルを使用することで、複数の関節の痛みが関わる場合などにも効率的に対応できます。

 

対象となる症状

痛みの特徴

3ヶ月以上続く薬剤を使った神経ブロックに抵抗性のある慢性疼痛

主な適応疾患

部位

疾患・症状

原因となる神経

神経痛・頭頸部

・帯状疱疹後神経痛

・頸原性頭痛

・三叉神経痛

・脊髄神経根

・後頭神経

・三叉神経節

上肢・頸部

・頸部神経根症
 (腕・手の痛み)

・慢性肩関節痛

・頸部神経根

・肩甲上神経

腰部・下肢

・腰椎/頸椎椎間関節症

・変形

・腰仙部神経根

・膝神経

難治性疼痛

・術後の長引く痛み
 (遷延性術後痛)

・外傷後のしびれなど

・痛みの原因となる末梢神経

 

治療プロセス

パルス熱凝固治療は、特別な入院は不要で、通常外来で短時間で完了します。

 

  1. 診断と神経の特定

    診察とCTなどの画像検査で、治療目標となる神経と周囲の組織を確認します。

    治療は超音波(エコー)やX線透視装置を使って行い、針先を目的の神経の近くに正確に誘導します。

  2. 針の挿入と定位

    皮膚に局所麻酔をした後、先端が特殊な高周波専用の針を慎重に進めます。

    針先の正確な位置を確認するため、微弱な電流を流し、患者様に患部の領域に一致した「ビリビリ」とした感覚や、筋肉の動きがないかを確認します。

  3. パルス高周波の通電

    通電中の痛みを和らげるため、ごく少量の麻酔薬を注入します。

    神経を破壊しない42℃以下の温度で、通常4〜6分間、間欠的に高周波電流を通電します。

 

ペインクリニックで行うパルスのメリット

神経破壊を避けた長期効果

神経の機能を温存しながら、通常のブロックよりもはるかに長い数ヶ月単位の持続的な鎮痛を提供します。

安全性の高さ

神経を熱で傷つけないため、従来の熱凝固法で懸念される運動麻痺や重篤な知覚障害のリスクが極めて低いです。

リハビリへの橋渡し

痛みが緩和されることで、リハビリテーションを積極的に行えるようになり、日常生活の質(QOL)向上につながります。

 

よくあるご質問

Q1. 治療効果はどれくらいで現れ、どれくらい持続しますか?

A.即効性がある治療ではありませんが、治療後徐々に効果が現れ、3〜6ヶ月間持続することが期待できます。より効果を高めるため、症状に応じて月1回ペースで2〜3回繰り返しの治療が必要となる場合もあります。

 

Q2. 治療後に力が入らなくなったり、しびれが残ったりしますか?

A.PRFは神経を熱破壊しないため、永続的な筋力低下や知覚障害が残るリスクは非常に低いです。ただし、神経根ブロック後は一時的に足や腰に力が入らなくなることがあるため、回復まで安静が必要です。稀に一時的な感覚の変化が数日続くことがありますが、通常は自然に改善します。

 

Q3. 誰でもパルス高周波療法を受けられますか?

A.以下に該当する方は、安全上の理由から治療が受けられません。

・植込み型心臓ペースメーカーや植込み型除細動器を使用している方。

・出血傾向のある方、または血液をサラサラにする薬の服用調整が困難な方。

・治療部位に感染症がある方。

・妊娠中の方。

 

Q4. 保険は適用されますか?

A.パルス熱凝固治療は治療する部位により、健康保険が適用される場合と自費診療になる場合がございます。
 費用は通常のブロック注射より高くなりますが、効果の持続期間を考慮すると費用対効果に優れていると考えられます。

 また完全予約制で備品を準備して行う治療のため、当院では予約料(5000円)をいただいております。

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