ひざの診療について
はじめまして!足立区西新井の「おかのクリニック」と申します。
当院はペインクリニックとして「痛みの治療」を得意とした医療機関です。
特に「これまで様々な治療をしたが良くならない痛み」の治療を得意としております。
膝の治療に力を入れており様々な治療を用意しております。長年治らない膝の痛みはお任せください。
こんなお悩み有りませんか?
- 立ち上がりや歩き始めなど動き始めのときに膝に違和感がある
- 正座ができない
- 階段昇降、特に下る時に痛みが強い
- 何もしていなくても痛みがあり、脚を伸ばして眠れない
- 医療機関を数件受診したけど痛みが良くならない
- 手術しないといけないと言われたが、手術以外の選択肢を探している
- 注射を5回やらないといけないと言われたが、注射が辛く中断してしまった
当院では膝の治療に力を入れておりますので、このようなお悩みのある方は、気軽にご相談ください。
当院が膝治療で得意としていること
①エコーを活用した注射
関節内の症状に対しヒアルロン酸を注入する場合、膝関節腔は実はそれほど広いスペースではないため、その中にきちんとお薬を入れることは簡単なことではありません。
そのため、エコーで見ながら注射をすることで、関節の中に適切に薬を届ける確率が高まります。
ただし、実際にはエコーを使わない医療機関も多いため、「ヒアルロン酸注射直後であっても痛みが改善しない」という患者様もおられますが、それはもしかすると、きちんと関節の中に注射が行われていない可能性があります。
もし注射後もまるで効果が出ないという場合は、関節腔内に注射ができてなかった可能性が高いので、ヒアルロン酸の注射の治療をもう一度やってみることで改善できる望みがあります。
また、「みず(関節液)はたまっていないですよ」と言われた患者さんでも、多量の関節液が穿刺吸引できることもあります。
エコーガイドの注射については、膝のみならず首や肩なども10年以上前から行ってまいりました。さらに2019年に、治療の精度をあげるためにより性能の良いエコーを導入しました。
膝の症状でお困りの場合は、一度当院にご相談ください。
②パワープレートで大腿筋・大腿四頭筋を維持
パワープレートというマシンを導入しており、痛みのあるうちからマシンに乗るだけで脚を鍛えることができます。
膝の疾患が悪化してしまうと、人工関節になるリスクがありますが、この人工関節になるのを遅らせることができる対策についてエビデンスのある4つの対策があります。
- 内服薬
- ヒアルロン酸
- 減量
- 大腿筋・大腿四頭筋を維持すること
膝の痛みがあるうちは、本来、「4.大腿筋・大腿四頭筋を維持すること」は難しいですが、パワープレートを行うことで、痛みのあるうちから筋トレが可能となります。
③膝の関節外の損傷にもアプローチ
膝の症状が良くならないときには、適切に注射が出来ていないこと、またはそもそも膝関節外の靭帯などの損傷が原因である可能性があります。
その際には、ハイドロリリースや体外衝撃波などの治療でアプローチいたします。
上記の治療について、詳しくは受診時に医師にお尋ねください!
膝関節疾患と原因の解説
関節の中に原因がある膝の痛み
変形性膝関節症
加齢及びオーバーユース(膝の使いすぎ)によって軟骨がすり減り、膝を曲げられる角度が少なくなり、関節中に炎症を引き起こす疾患です。
ベーカー嚢腫
変形性膝関節症の場合は、主に膝の上、膝蓋上嚢に関節液が貯留することが多いですが、ベーカー嚢腫の場合は膝の裏側に関節液が貯留することによって炎症が生じます。
症状としては膝裏の不快感から始まり、関節液の量が急速に増えて内圧が高まると、嚢胞が破裂し、周囲の組織に炎症を引き起こすことがあります。
半月板損傷
半月は大腿骨と下腿骨の間にある軟骨で、大腿骨と下腿骨がスムーズに動くようにするための働きをしています。これが破れてしまったり、すり減ってしまったりして損傷することを半月板損傷と言い、膝の曲げ伸ばしの際に痛みや引っ掛かりを感じたりします。
関節の外に原因がある膝の痛み
内側/外側側副靭帯損傷
単純に膝の筋を痛める、内側の方の筋を痛める、外側の方の筋を痛めることを、内足外足の側副靭帯損傷と言います。
膝蓋腱炎(しつがいけんえん)
膝蓋腱炎は膝蓋骨と脛骨粗面の間に張っている大きな靭帯があるのですが、その靭帯が損傷し痛みを引き起こす疾患です。
ジャンプ動作を伴うスポーツ障害で出てくることも多いですし、変形性膝関節症に伴って、下半身のアライメントが悪くなると出てくることもあります。
また、立ち膝でお仕事をなさるような方は、よく膝蓋腱の内側に滑液包炎を起こして、それが及んで膝蓋腱炎を起こすこともあります。
「オスグットシュラッター病(成長痛)」
オスグットシュラッター病は成長期の子供(10~15歳)の子供に好発するスポーツ疾患でいわゆる「成長痛」と呼ばれるものです。
サッカーやバレーなど膝への負担が大きいスポーツ種目で多く見られます。
治療方法
変形性膝関節症/半月板損傷
- 膝関節内注射
- 内服薬
- 筋力トレーニング
変形性膝関節症、半月板損傷には膝関節の中に、ヒアルロン酸、局所麻酔薬を投与するというのが代表的な治療のやり方です。
場合によっては、その他の治療を考えることもあります。
また、大腿前面部の筋力強化により人工関節にせず、長くご自身の膝で生活して頂けます。
膝蓋腱炎
- 各種靭帯ハイドロリリース
- ステロイドホルモン注射
- 内服薬
膝蓋腱炎や、内足/外足の側副靭帯損傷は、小さな滑液包炎や滑走不全(滑りが悪いこと)が伴っている場合が多く、そこを改善するために、局所麻酔薬もしくは、生理食塩水を使った靭帯のハイドロリリースという治療法を実施します。
超音波検査(エコー検査)により、明らかに靭帯の中に損傷、断裂しかけていることが判明した場合は、ハイドロリリースではなく、ステロイドホルモンを注射することもあります。
ただそのような慢性痛の場合は、中の筋が切れていたり、痛んだりすることが原因というよりは、周囲の組織との癒着、滑走不全が原因であることが多いので、ハイドロリリースを行う場合が多いです。
ベーカー嚢腫
- 嚢腫穿刺
- 内服薬
膝の後ろ側にできたベーカー嚢腫は穿刺により治療します。エコーを見ながら関節液を抜いていきますので、細かい血管や靭帯を傷つけることなく治療が可能です。
リハビー・レッグプレス
「リハビー・レッグプレス」新しくリハビリ器具を導入しました
リハビー・レッグプレスとは膝の筋肉を鍛えることにより、膝関節のねじれ・歪みを調整するリハビリ器具です。
膝の歪み(O脚・X脚)が原因で痛みが起こっている方は、このリハビリを行うことで歪みのないすっきりとした膝関節を取り戻せる可能性があります。
当院では医師・理学療法士の指導の下に行っていきます。
理学療法士・作業療法士による運動器リハビリテーション
さらなる治療強化のため、理学療法士・作業療法士の先生を招聘し、運動器リハビリテーションを開始いたしました。
運動器リハビリテーションとは、痛みや動きが悪いなどの運動器疾患を持つ人々に対して運動療法(ストレッチや筋力強化など)や物理療法、装具療法などを行い、身体機能を可能な限り改善していきます。
複数のベテランの先生にお越しいただいていますので、ぜひご相談下さい。
治療の流れ
①問診票の記入
まずは問診票をご記入いただきます。
患者様の膝の痛みについての情報が事前に分かると、診察がスムーズに行うことができます。きっかけとなる外傷はあるのか、スポーツ歴はあるのか、どのくらい体重の変化がここ最近であったか、などを詳細に教えてください。
②医師の問診、理学的な診察
問診票でご記入いただいた内容をもとに、医師の診察を行います。
③超音波検査(エコー検査)、レントゲン検査(撮影する場合があります)
超音波検査をさせていただくことによって、いまどこに関節液の過剰な貯留があるのか、癒着、滑液包炎があるかどうかを観察することができるので、治療を進めていく上でとても重要な検査になります。
また、医師の診察でレントゲン検査が必要と判断された場合、当院でレントゲン検査を行います。CT、MRIによる詳しい画像診断が必要と診断されれば、当地域で撮影、読影ともにハイレベルな検査の可能な医療機関をご紹介いたします。
④治療
関節内注射、ハイドロリリース注射、理学療法による治療が中心になります。
これらの治療でとり切れない痛みに対しては坐骨神経ブロックや硬膜外ブロックなどの末梢神経ブロックを行うことにより、膝以外の場所からきている原因の痛みに対してアプローチすることができます。
⑤リハビリ
病気の進行を抑えるために加速度トレーニング(パワープレート)を行っていただくことが非常に有効です。
日常生活で気を付けていただきたいこと
①体重管理
膝に負担をかけない為には体重のコントロールが非常に重要です。
肥満による体重の増加は膝関節に大きな負担をかけ、痛みの増加に繋がります、
また、体重増加と手術まで期間の短さには有意に相関がありますので、手術を避けるという意味でも体重コントロールは重要です。
②運動習慣
筋力の衰えを予防するために適度な運動(椅子の立ち座り運動、ダイナミックフラミンゴ療法など)を心がけましょう。負荷の強すぎるものはかえって症状を悪化させる場合がありますので、運動に関してはかかりつけ医の指導を受けると良いでしょう。
予約方法
予約方法はWEB・お電話どちらでも可能です!
※2週間先~2日前まで予約ができます。
「今日・明日」受診したい方は、お電話いただくか直接お越しください。
希望の枠がない、予約の方法がわからない場合
お電話いただくか、待ち時間が長くなる可能性がありますが午前10時以降、午後15時30分以降に直接お越しください。
※予約の患者さんの間にお呼びできるように努力しますが、待ち時間が長くなる場合がある事をあらかじめご了承ください。